この旅が始まったのは20年前のことでした。
忘れもしない、あるクライアントのお子さんとの出会いがきっかけです。
そのお子さんは、自閉症と診断されていました。
当時、夫と共に海外で受けていた栄養学のトレーニングでは、自閉症のお子さんたちとの交流がとても活発で、私は彼らから数えきれないほど多くのことを学びました。毎日が、心を揺さぶられる貴重な時間でした。
出会ったそのお子さんは、声を失っていました。
ワクチン接種をきっかけに、それまで元気だった体調が突然変化してしまったのです。
「どうしてこんなことが起きたのだろう?」
「どうすれば彼が声を取り戻せるのだろう?」
私はその答えを求め、ただひたすら奔走しました。
そして、たどり着いたのが「最適化パーソナル医療」という考え方でした。
人はみな、それぞれに異なる無限の可能性を持って生まれてきます。
栄養を吸収する力も、毒素を排出する力も、誰一人として同じではありません。
その方法も一人ひとり異なるのです。
病名や臓器に注目するのではなく、その人自身をじっくりと見つめ、その特長を理解し、生かしていくこと――
そうした医療の中では、これまで「欠点」とされていたものが「長所」へと変わる、不思議で美しい世界が広がっていました。
私はその世界に夢中になり、学び続けてきました。
そして、同じ志を持つ熱意あるドクターたちと歩みを共にするようになりました。
真摯に治療に向き合うクライアントやご家族と励まし合いながら進む日々は、私にとって何よりも大きな支えです。
医療は、日々目覚ましい速さで進化しています。
今日の講義内容が、1年後には古くなっていることもあるでしょう。
それでも、新しい知識が共有されるたびに、多くの人々が救われ、未来が明るくなっていきます。
私の旅は、まだまだ続きます。
Marcel nutrition therapy 9817 主宰 プログラムディレクター 有馬 よう子

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